使いやすいデザイン考察(1)

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 使いやすいデザインとは、一体どのようなものなのか?

新しい文明には、新しい製品がつきものということなので、アフォーダンスという視点から使いやすいデザインを考察してみる。

 

人間が機械に合わせて操作するよりも、機械が人間に合わせて操作できるほうが、よりスマートだろう。少子高齢化時代ならなおさらである。

しかし、家電などに多いのだが、デザイン重視で使い勝ってがボロボロという製品をいまでも目にする。

当然、そのような製品には操作ミスがつきもので、イライラ感を募らせるのだが、これがケータイ電話のような機器であればまだマシで、例えば原子力発電所のようなところに人間の操作ミスを促すような製品があったのでは、笑い事では済まされない。

使いやすさに限っていえば、直観的に使いこなせる、究極的には説明書が全くなくても操作できる製品が優秀となるだろう。 

下記のロボットの戦いをご覧ください。

出典:YouTube

 

当時は、車のハンドルでロボットを動かすという斬新なアイデアに度肝を抜かれた。

しかし、一体どうやって操作すれば良いのだろう?

下記のように比較して考えると、ハンドルは車の操作にとって解り易いデザインで、ロボットの操作には不向きなことがわかる。

①ハンドルを左にまわせば、車が左に動く。

②ハンドルを左にまわせば、ロボットが敵の攻撃を手で防ぐ(もしくはモノを掴んで投げる)

 

①のように操作(入力)と現実へのフィードバックが正しく対応していれば直観的に操作ができる。

②は、操作(入力)の動きとフィードバックがバラバラなので対応させにくい。

こういった操作系の対応がうまくいっていないケースを探すのは難しいことではない。

操作系の周りに注意書きやメモを貼っているのを見かけたら、上記の対応がうまくいっていない証拠である。

私達が自然に操作している水道の蛇口やドアノブもこのような対応を生かしたデザインを使用している。

(つづく)

参考文献:誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)

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